MTB全日本選手権XCO マスターズクラス(松本レポ)

MTB全日本選手権XCO マスターズクラス 9位/65名

レース前の準備・作戦。

田沢湖から期間が短くてコンディションを維持することしかできなかった。週1、2回よいペダリングイメージでのインターバル、週末錬をして3週間過ごした。

コース

試走してシングル登りのバーム・パンプセクションで軽いギヤだと遅くなると感じた。一枚重いギヤにして、パンプの一瞬下る時にコツンと踏んで次の登りでギヤが重くなる時にリラックスして踏むようイメージした。頂上まえのゲレンデを結ぶ山林の中も同じ。

周回がいつもより短い3周になるも、変にペース上げ過ぎても潰れるのは明らか。順位的に10~15辺りで行こうかな。

レース

スタートは3列目、右側。中央、左の砂利ゾーンよりも右側の芝ゾーンの方が最初の150m位までは速そうに見えたので◎。スタートしてクリートミスしたものの、後続に遅れることなくなんとか進む。1周目は11位あたり。ライバル、塩見さんも前方に何とか見える。まずまず。森の中の登りで一人かわすも二手に分かれるテーブルトップセクションで右側よりスピードが出て高く飛べそうな左側へ行くもこれはアウトコースで自分が抜いた人が右のインコースに行き、見事に抜き返される。左行きはNG!1周目はペースも速く、付いて行くのが精一杯でパンプの登りは試走時のイメージを意識できない。2周目手前で塩見さんに追いつき、また鈴木さんに追いつかれ、抜かれる。2周目にはなぜかあの有持さんが目の前に迫ってくる。鈴木さんが前を行く塩見さん、有持さんをかわして前に出て、距離が空き始める。自分も鈴木さんと行きたい。が、自分には鈴木さんのペースで行くと破綻するな。有持さん、塩見さんパックに同行。ゲレンデのつづら登りで塩見さんをかわして前に出るもすぐに抜き返され、シングルの下りに入る。やっぱ強い。どこだったか定かでないが塩見さんを再び抜いて有持さんに付いて頂上手前の急坂に差し掛かった時に少し有持さんのペースが落ちた?気がして前に出る。木の根だらけの下りをクリアして後ろを見るとやはり僅差で有持さん、塩見さんが来ている。3周目は案の定、ペース維持がキツい!ゲレンデ登りでいきなりくじけそうになるも、ファンの菊地さんから冷たい被り水をいただく。生き返る!ありがとう!登りはボロボロだけど、とにかくモガかず、リラックスしてきれいにペダルを回すこと、後続の有持さん、塩見さんとの差が僅かなので、下りではとにかくミスをしないことだけ意識した。登りのパンプをイメージ通り一枚重いギアで踏んでみるも、力不足でぎこちない。先行する鈴木さん、岡部さんの姿はたまに見えるがどう見ても30秒以上(実際は1分近くあった)差があり、後ろの有持さん、塩見さんとは10秒あるかないか()正直、生きた心地はしなかったが、ダメな時は何しても抜かさせる!このまま耐えるしかない。最終のストレート手前で後を見ると、すぐ後方に塩見さん!その後ろに有持さん!さっきより差が縮んでる!ジャージのジップを即、上げて残り数十メートルをスプリント!(のつもり..)なんとか逃げ切れました。いつも敵わない有持さんより先にゴールできてしまった、良きライバル、塩見さんにもなんとか辛勝させてもらった。ありがとうございました。辛かったけど楽しかったです。

写真はSumpu Photo様からいただきました。

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