ニセコクラシック2018

ロードレース班のタツミです。

ニセコクラシック2018参戦記

ニセコクラシックとは今年で5回目を迎える北海道ニセコ町・倶知安町・蘭越町にまたがる140km・70kmの公道レースです。一昨年からはUCIグランフォンドシリーズのうちの1戦となり各カテゴリーの上位25%入賞者にはワールドチャンピオンシップシリーズへの参戦権が与えられるというものです。
そもそもグランフォンドとは何ぞや?と自分もよくわかっていなかったのですが要はホビーレースの頂点の位置づけとのことです。エントリー資格としてUCIポイントを保持していないこと・とありつまりはUCIポイントを持ってるってことは素人じゃない。という判断です。
UCIカテゴリーでは19歳~49歳までは140km、50歳以上は70kmのエントリーとなります。これにあてはまらなくても参戦は可能ですがオープン参加となります。

前置きが長くなりましたが今年は土曜日タイムトライアル、日曜日ロードレースというプログラムになり両方エントリーしました。
しかし自分のリサーチ不足でタイムトライアルはTTバイク・ディスクホイール・TTバー禁止というレギュレーションをすっかり見落としていました。1週間前にこれに気がつく始末。自転車2台運ぶつもりで自家用車遠征プランをたててしまっていたのでした。

木曜夜に宇都宮出発、フェリーで青森から函館へ、ニセコ到着は金曜のお昼。ライセンスチェックを済ませてTTコース下見。距離は橋を往復する3キロのコース。スタート後500m下って500m登って500m平坦Uターンして500m平坦500m下って500m登ってゴール。勾配は4%くらいあってなかなか辛い。

当日は6時半集合で説明を聞くというなかなかハードなスケジュール、自分のスタート時間は8時15分なのでローラーで1時間ほど念入りにアップ。
機材はRS-81(35mmハイト)にチューブレスタイヤ。TT用ヘルメットにシューズカバーと出来ることは全てやった感じ。

スタート地点に行くとスタート台もあってホルダーもついてる。なんか雰囲気に飲まれてしまってスタート直後の下り区間で突っ込み過ぎた感があったが案の定その後の登りできつくなってしまう。
正直、パワーとか心拍とか見る余裕もない。フィニッシュした後、久しぶりに口の中が血の味がしました。
おまけに脚も吊りそうな気配も。

結果、5分1秒 トップから20秒落ち 11位19名とふるいませんでした。

これじゃ翌日のロードレースも25%以内なんて到底無理そうだな・と思いました。しかも予報では降水確率80%とか言ってるしDNSしたいとマジで思いました。
がタイムトライアルは余興みたいなもん。ロードレース走らないとニセコに来た意味がないのできちんとローラーでダウンしてリカバリーオイルでマッサージしておく。

翌日
ニセコクラシック2018
ロードレース70km Men Age of 50 to 54
24位89名

70kmのスタート地点はフィニッシュ地点と20km以上離れた蘭越町からのスタートです。
なので前日、バイクを預かってもらい当日の朝、送迎バスでスタート地点に移動するのがスタンダードのようです。

天気が問題無ければ当日の朝、フィニッシュ地点からスタート地点までアップがてら自走しても良いと思ったのですが予報は80%で雨。前日、自転車は預けました。
当日朝、雨は降っていない。予報も何とか持ちそうな予報。
駐車場が少ないので出遅れると遥か上の駐車場になってしまうので4時半に会場へ。70kmのスタートは8時10分~だが移動のバスは6時まで。
5時半のバスに乗ってスタート地点へ。
6時から7時まで付近の道路でアップする。最後に2キロくらい登りで心拍をあげてから検車へ。スタートまでは1時間くらいあるけど既に最後尾付近だった。
荷物をフィニッシュ地点まで運んでもらえるので荷物を預ける。空は明るい曇り空な感じだが万が一があるのでアームウォーマつけてカッパを背中のポケットに入れていくことにする。

スタートはパレードスタートと言っているが要はローリングスタートらしい。カテゴリー別で3グループのウェーブスタート(1分毎)
現場で聞いた話ではスタートからは2キロ以上の登りで登りきる手前あたりでリリースされる。カテゴリーは定員100名だがシリアスレーサーから完走目指して走るレベルまでごちゃ混ぜなのでプロトン後方の方はかなり怪しい・とのこと。
自分のカテゴリーは女子と併せて最初のウェーブ。リアルスタートまでの位置どりはJBCFのレースほど激しくなくペースも思ったほど速くなかったのでリアルスタートまでには余裕で先頭まで上がれた。
リリース後、下りに入るが自分のリサーチ不足で完全に通行止めと思ってたのが対向車線は規制していなく対向車が来てちょっと焦る。
前半の35キロはほぼ平坦。そこから標高差400mを登って下ってその後も北海道らしい?激坂とかヘアピンコーナーとかはないけど平らな所はほとんどない感じでゴールというコース。獲得標高は1000m以上になります。
後半が厳しいコースなので前半は脚を使いたくないがプロトンの前にいようとすると曳かざるを得ない場面に何度かなる。
それほどペースは速くないのでパワーも見ながら慎重に走ったつもり。
登りまで10kmくらいのところで後からスタートしたウェーブの先頭集団が飲みこまれる。オープンクラスの活きのいい若者とそれにくっついてきた年齢カテゴリー。
この集団では前に位置どることが出来ず後方に。
いよいよ登りに入る。斜度は最大で8%くらい?平均5%くらいの登り。登り始めて5km経ったあたりで脚が吊りそうな気配。まだ残り30km以上あるのでマイペース走に切り替える。
なかなかペースの合うグルペットが無くて一人ぼっちで長い下りへ。登りと同様、勾配はきつくなく所々は踏んでいくような下り。後ろから来る選手も全く見当たらないのでそのまま1人で下っていく。
下りきってしばらくして後ろから来たグループについていこうとするが登りになると脚が吊りそうになるので結局、ゴールまでほぼ1人旅。
今にして思えばゴール後、ガーミンのVO2MAXが自己最高を大幅に更新していたのでオーバーペースだったのは否めません。前半で調子に乗って曳きすぎた。長い下りも後ろを待って一緒に下るべきだった。などなど反省点はありますが結局、40km走ったくらいで脚が吊ってるのでは話にならない感じです。

25%まであと1人だったのですが内容的にダメダメだったので全く悔しくありません。
JBCFのE2では完走するのがやっとのレースばかりなので久しぶりに身の丈に合ったレベルのレースでその点では楽しめました。あとラインレースはやっぱりいいですね。

表彰が14時過ぎまでなので飛行機を利用するなら日曜日に帰ってくることも可能です。(ニセコから新千歳空港までは車で2時間半)
ロードレースのみなら土日で遠征可能です。

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